昨日、フクシマ論をいまさらながらに読了した。

植民地と原発を重ね合わせる見方、地方と中央の構造変化と、完成した自発的な従属、「原子力ムラ」のリアルに満遍なく触れていて、読みやすく、おもしろい。やっぱりミソは、これが311前の研究とまいうところ。けっきょくムラは吹っ飛んだんだと思うと、虚しい。


けっきょくのところ、ポスト311はプレ311と何も変わることはないままに進んでいて、なんとなく戦前と戦後もこういう風な連続性の上に成り立っているんだな、ということがわかる。社会のシステムは簡略化され、固定化されていくわけで、そう考えるとこの延長線上には、何もないのかも知れない。

自発的な従属をする地方と中央の関係性はより強固になり、そのまま感覚も麻痺して、その関係性は無意識下に埋没させられる。問題点は時々顕在化しても、けっきょく何かが変わることはないし、地方分権を叫んだところで、低成長人口減のこれからには、なんの変化も生まれないんだろうと思う。

周縁の中の周縁から順繰りに消滅ははじまり、周縁の中の中央に集約されたのち、最終的に残るのは中央だけになる。にっぽんが、トーキョーになる。この流れは止まるのか、どうしたら止められるのか。考える。


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