70年前の2月1日、南太平洋の島で父親を亡くした女性。先月、はじめてその島を訪れ、会ったことのない父への追悼文を、涙ながらに読み上げました。

〝存命であれば104歳、どんなおじいちゃんになっておられたことでしょう。あなたから受けついだ命のバトンは、私、孫、そして三人のひ孫へと……ここに写真を持ってきました。見て下さい〟

70年は、あまりにも長すぎた、と女性は言いました。長すぎる時を経て、果たした初めての『再会』。ひとつの区切りはついたけれども、心に支えていた何かはけっきょく、そのままだそうです。
〝戦争は亡くなった人だけじゃなく、残された人にも子どもにも犠牲を強いて、みんなを傷つける。だから戦争はしちゃいかん〟
女性が島への慰霊団の存在を知ったのは、実は、昨年書いたぼくの記事がきっかけでした。このことについては前もコラム(下記)で書いたけれど、今回の取材で女性から「ほんとうに、ありがとう」と言われた時、ああ、記者をやっていてよかったなと、心の底から思えたのでした。
熊本)南太平洋の島で父に平和誓う 戦争遺児2人が慰霊
http://t.asahi.com/hfco

コラム
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