今日は食にまつわる話をひとつ。

皆さんは食べる前にいつも、なんといってからご飯を食べますか?

ぼくはもちろん「いただきます」と言ってから。

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ぼくらにとっては当たり前なこの「いただきます」。

実はとっても深い意味があるのを知っていますか?

いただきますという言葉は、単にその食事を作ってくれた人のためだけの言葉ではありません。

実は、いただきますという言葉の奥には

その食事ができるまでにそれに関わったすべての人たちと、

その食事のもとになっている生き物すべてを

自分たちのために「いただいているんだよ」という感謝の意味合いが込められているのです。

*

たとえば唐揚げ定食ひとつとってみても、

それを作ったお母さんか、お父さんか、コックさんか、彼女か彼氏以外にも

たくさんの人がその食事にかかわっています。

それを運んだ運送業者のひと、キャベツを作った農家さん、鶏を育てた畜産農家さん、お米を育てた農家さん。

そして、かかわっているのがひとだけだとは限りません。

唐揚げ定食の主人公、唐揚げ。

ここで、ぼくらはひとつの「鳥」の「いのち」を「殺して」食べているのです。

「いただきます」という言葉には、そんなことを気付かせてくれる力があります。

ぼくらが普段忘れがちな存在を、教えてくれる言葉なんです。

*

そもそもこんな言葉を食事前に言うのは、日本くらいだそうです。

せっかく言い言葉を持っているんだから、その意味をしっかり知って、

いろんな事に気がついて、ちょっと考えてみるきっかけに使ってみてください。

もちろん、ごちそうさまもわすれずに。

(2010/10/26)


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